がんを発症する原因となるものは様々なものが挙げられていますが、
タバコを吸うこととがんの発症とはとても大きなかかわりがあるようです。
タバコの煙には体内でがん細胞が発生した時に、
がん細胞を抑えこむ働きをする「がん抑制遺伝子」という遺伝子に変異をきたし、
がんを発症させる引き金となる有害物質が含まれていることが、
これまでのがんに関する様々な研究の結果でわかっています。
タバコを吸うことでがんになるというと、
肺がんや喉頭がんを連想する人が大半なのではないでしょうか。
ですが実はタバコを吸うということは、肺や喉頭、咽頭といった呼吸器系のがんの発症だけでなく、
その他の臓器のがんの発症にもかかわっているいるのです。
タバコを吸う人と吸わない人とを比べると、
様々な部位においてのがんによる死亡率は、
一様にタバコを吸う人の方が危険性が高くなっていることがわかっています。
●最も危険度が高いのはやはり喉頭がんで、
タバコを吸わない人の喉頭がんでの死亡率を1とした場合に、
タバコを吸う人の死亡率は32.5倍にも跳ね上がるのです。
●肺がんも同様に死亡率が高くなるような気がしますが、
思ったほどは高くなく、タバコを吸わない人の4.5倍ということです。
次いで肝臓がん(3.1倍)、口腔・咽頭がん(3.0倍)、食道がん(2.2倍)、すい臓がん・膀胱がん(1.6倍)、胃がん(1.4倍)となっています。
また、毎日タバコを吸う人ががんを発症し死亡した場合、
タバコを吸っていたことがどの程度がんに寄与していたかという割合を部位別にみてみると、
最も寄与率が高いのは喉頭がんの95.8%で、
全ての部位に対しての総合的なタバコの寄与率は32.3%となっており、
がんで死亡した人のうち3分の1がタバコが寄与していたというデータが出ています。
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